単語 (Vocabulary)
動詞 verb
可能形 potential form
省略される be omitted
戦後 postwar
正式な場 formal setting
意図的に intentionally
実話 true story
政府 government
傾向 tendency
結婚式 wedding
仕事の面接 job Interviews
会話の話題 (Conversation Topics)
母語にも「ら抜き言葉」のような特有の現象はありますか?
In your native language, are there phenomena similar to the "Ranuki" words in Japanese?
日常会話で、言葉の選び方やニュアンスを気にする方ですか?気にしない方ですか?それはどうしてですか?
In daily conversations, do you pay attention to word choice and nuances? Or not? Why is that?
あなたの国にも言語の変化や特徴に関する公的な研究やレポートがありますか?
In your country, are there official studies or reports on the changes and characteristics of the language?
将来、言語はどのように変化していくと思いますか?
How do you think languages will evolve in the future?
Video Podcast and Japanese Transcripts (Furigana Included/Excluded)
こんにちは、さゆりです
今回は「ら抜き言葉」
について考えてみます
皆さん「ら抜き言葉」
というのを
聞いたことがありますか?
一般的に、日本語の動詞で
可能形を作る時
Potential verb を作る時
「られる」の形を取ります
例えば
「食べる」の可能形は
「食べられる」
「考える」の可能形は
「考えられる」ですね
しかし、ら抜き言葉では
この「られる」の
「ら」が省略されて
「食べられる」ではなく
「食べれる」
「考えられる」ではなく
「考えれる」となります
「教科書や日本語の先生は
『ら』を入れて話すのに」
「友達は
『ら』を入れて話さない」って
気づいた方もいると思います
この、ら抜き言葉の現象は
特に、話し言葉で
よく見られます
ら抜き言葉は、大体
100年ぐらい前から
話し言葉で現れ始めて
戦後、戦争の後
さらに、ら抜き言葉が
増えたと言われています
しかし、この「ら抜き言葉」は
現時点で
「共通語としては誤り」
「間違いだ」と言われています
新聞などでは
ほとんど使われません
だから、ビジネスの場や
正式な場での
ら抜き言葉の使用は
避けるべきだと思います
とは言え、私もよく
ら抜き言葉を使います
意図的に使うこともあります
特に、友達や家族と話す時は
ら抜き言葉じゃないと
不自然な日本語に
聞こえてしまうことが
あるからです
これは、実話なんですけど
私が、アメリカ人の友達と
日本人の友達と一緒に
ハイキングに行っていました
その車の中での
会話なんですけど
私がアメリカ人の友達に
「魚が食べられる?」
と聞きました
そうすると
私の日本人の友達は
「あぁー」
「『食べられる』『食べれる』
...あぁ...」
「ちゃんとした日本語は
『食べられる』なのか...」
みたいな感じで
呟いていた
エピソードがあります
その日本人の友達からすると
私が言った
「魚が食べられる?」というのは
不自然な日本語だったそうです
正しいけど、ちょっと変だと
感じたそうです
私は普段
日本語を教えているので
ら抜き言葉をなるべく
使わないようにしています
でも
一般的な日本人にとっては
「ら」が入ることによって
不自然に感じてしまうことも
あるみたいです
さっきのは、私の友達とか
私自身の感覚だったんですけど
実は、文化庁が
レポートを出しています
「文化庁」というのは
日本の政府の一部です
具体的には、日本語や
日本文化を守る活動を
している省庁です
文化庁のレポートによると
可能形になる動詞によって
使う人が多い・多くない
っていうのがあるのと
あと、年齢によって
使う・使わないというのが
あるそうです
例えば
「こんなに、たくさんは
食べられない」と
「こんなに、たくさんは
食べれない」
「食べられない」っていう
「ら」がある方を使う人が 60%
「こんなに、たくさんは
食べれない」が 32%
「両方使う」
っていう人は 6.8%
「分からない人」が 0.4%
「食べる」という
動詞に関しては
「ら」を使う人の方が
少し多い印象
同じぐらいなものもあります
例えば
「明日、
朝 5時に来られますか?」と
「明日、朝 5時に来れますか?」
です
で、年齢別だと
若い人ほど、ら抜き言葉を
使う傾向にあるようです
私の Website に
この文化庁のレポートの
リンクを貼っておくので
興味がある人は
見てみてください
当たり前のことですが
言葉は時代と共に変化します
だからこの結果、このデータが
10年先も
同じだとは限りません
はい、いかがでしたか?
答えが出なくて
スッキリしないエピソードに
なったかもしれません
でも、言語って
これだから楽しいんですよね
話す人によって
その人の考えとか
言葉以外の色が出ますよね
だから、すごく言語って
面白いなと思います
で、簡単な
まとめになりますが
正式な場では、ら抜き言葉を
使わないことをお奨めします
「正式な場」って言っても
私自身、
そんな正式な場に行くことが
少ないんですけど
例えば
結婚式のスピーチだったり
あと、仕事の面接の時ですかね
ま、それぐらいかな?
他(には)...うーん
あまり、私は
正式の場に行かないので
もし、そういう場に
行く機会が多い人は
ら抜き言葉を使わないように
意識してみてください
で、友達との会話や
カジュアルな場合は
ら抜き言葉の方が、自然に
聞こえるかもしれません
ま、これも
動詞や状況によって
どれが一般的か?っていうのは
常に変わると思うんですけど
ま、1番は
そんなに意識しないことが
大切かなと思います
どちらでも意味は伝わります
もし、注意されたり
私みたいに友達に
ちょっと変な顔をされたら
その時は、ラッキーですね
それが、上達する
チャンスだと思います
日本人の私でも
「ら」を抜くか、抜かないかを
間違えるぐらいですから
皆さん、失敗を恐れずに
話しましょう
頑張りましょう
はい、じゃあ、今回も
最後まで聴いてくれて
ありがとうございました
じゃあ、また次のエピソードで
バイバーイ!
こんにちは、さゆりです
今回は「ら抜き言葉」
について考えてみます
皆さん「ら抜き言葉」
というのを
聞いたことがありますか?
一般的に、日本語の動詞で
可能形を作る時
Potential verb を作る時
「られる」の形を取ります
例えば
「食べる」の可能形は
「食べられる」
「考える」の可能形は
「考えられる」ですね
しかし、ら抜き言葉では
この「られる」の
「ら」が省略されて
「食べられる」ではなく
「食べれる」
「考えられる」ではなく
「考えれる」となります
「教科書や日本語の先生は
『ら』を入れて話すのに」
「友達は
『ら』を入れて話さない」って
気づいた方もいると思います
この、ら抜き言葉の現象は
特に、話し言葉で
よく見られます
ら抜き言葉は、大体
100年ぐらい前から
話し言葉で現れ始めて
戦後、戦争の後
さらに、ら抜き言葉が
増えたと言われています
しかし、この「ら抜き言葉」は
現時点で
「共通語としては誤り」
「間違いだ」と言われています
新聞などでは
ほとんど使われません
だから、ビジネスの場や
正式な場での
ら抜き言葉の使用は
避けるべきだと思います
とは言え、私もよく
ら抜き言葉を使います
意図的に使うこともあります
特に、友達や家族と話す時は
ら抜き言葉じゃないと
不自然な日本語に
聞こえてしまうことが
あるからです
これは、実話なんですけど
私が、アメリカ人の友達と
日本人の友達と一緒に
ハイキングに行っていました
その車の中での
会話なんですけど
私がアメリカ人の友達に
「魚が食べられる?」
と聞きました
そうすると
私の日本人の友達は
「あぁー」
「『食べられる』『食べれる』
...あぁ...」
「ちゃんとした日本語は
『食べられる』なのか...」
みたいな感じで
呟いていた
エピソードがあります
その日本人の友達からすると
私が言った
「魚が食べられる?」というのは
不自然な日本語だったそうです
正しいけど、ちょっと変だと
感じたそうです
私は普段
日本語を教えているので
ら抜き言葉をなるべく
使わないようにしています
でも
一般的な日本人にとっては
「ら」が入ることによって
不自然に感じてしまうことも
あるみたいです
さっきのは、私の友達とか
私自身の感覚だったんですけど
実は、文化庁が
レポートを出しています
「文化庁」というのは
日本の政府の一部です
具体的には、日本語や
日本文化を守る活動を
している省庁です
文化庁のレポートによると
可能形になる動詞によって
使う人が多い・多くない
っていうのがあるのと
あと、年齢によって
使う・使わないというのが
あるそうです
例えば
「こんなに、たくさんは
食べられない」と
「こんなに、たくさんは
食べれない」
「食べられない」っていう
「ら」がある方を使う人が 60%
「こんなに、たくさんは
食べれない」が 32%
「両方使う」
っていう人は 6.8%
「分からない人」が 0.4%
「食べる」という
動詞に関しては
「ら」を使う人の方が
少し多い印象
同じぐらいなものもあります
例えば
「明日、
朝 5時に来られますか?」と
「明日、朝 5時に来れますか?」
です
で、年齢別だと
若い人ほど、ら抜き言葉を
使う傾向にあるようです
私の Website に
この文化庁のレポートの
リンクを貼っておくので
興味がある人は
見てみてください
当たり前のことですが
言葉は時代と共に変化します
だからこの結果、このデータが
10年先も
同じだとは限りません
はい、いかがでしたか?
答えが出なくて
スッキリしないエピソードに
なったかもしれません
でも、言語って
これだから楽しいんですよね
話す人によって
その人の考えとか
言葉以外の色が出ますよね
だから、すごく言語って
面白いなと思います
で、簡単な
まとめになりますが
正式な場では、ら抜き言葉を
使わないことをお奨めします
「正式な場」って言っても
私自身、
そんな正式な場に行くことが
少ないんですけど
例えば
結婚式のスピーチだったり
あと、仕事の面接の時ですかね
ま、それぐらいかな?
他(には)...うーん
あまり、私は
正式の場に行かないので
もし、そういう場に
行く機会が多い人は
ら抜き言葉を使わないように
意識してみてください
で、友達との会話や
カジュアルな場合は
ら抜き言葉の方が、自然に
聞こえるかもしれません
ま、これも
動詞や状況によって
どれが一般的か?っていうのは
常に変わると思うんですけど
ま、1番は
そんなに意識しないことが
大切かなと思います
どちらでも意味は伝わります
もし、注意されたり
私みたいに友達に
ちょっと変な顔をされたら
その時は、ラッキーですね
それが、上達する
チャンスだと思います
日本人の私でも
「ら」を抜くか、抜かないかを
間違えるぐらいですから
皆さん、失敗を恐れずに
話しましょう
頑張りましょう
はい、じゃあ、今回も
最後まで聴いてくれて
ありがとうございました
じゃあ、また次のエピソードで
バイバーイ!